美味しいご飯を食べる、美しい景色や見知らぬ土地を散策するのが旅行の楽しみだけど、ペットも一緒となると宿泊先も限られがち。でも最近は、ペットと泊まれる宿がどんどん増えてきているんです！

お部屋にペットシートやペット用ウェットシートなどのアメニティ、おやつやおもちゃまでも用意してくれる宿は、嬉しい配慮で人気のひとつ。さらに、旅の一番の楽しみでもある食事の時間も、ペットと一緒に過ごしたいという飼い主さんのために、一緒に部屋食ができる宿も人気になっています。

ペットと泊まれる宿で、最近注目なのが、東京都心のラグジュアリーホテルでペット（小型犬）と泊まれるプラン。ペットと泊まれる宿といえば、自然あふれる郊外型ホテルばかりと思いがちだけど、最高の景色と優雅な時間を提供するラグジュアリーホテルが愛犬と泊まれるプランを打ち出して、愛犬と一緒に素敵な時間を過ごす飼い主さんが増えてきています。

旅先でもしもの時に備える物、施設利用で必須の証明書のほか、環境が異なる旅行でペットを不安にさせないように、なるべく使い慣れた物を持っていくこともおススメします。

・名札入り首輪（ハーネス）
知らない土地の旅先で、万が一愛犬が迷子になったときのために、首輪やハーネスに連絡先を書いた名札を付けておけば安心。

・食べ慣れたフード・携帯用ウォーターボトル
いつもは食欲旺盛なペットも、食べ慣れないご飯と環境によって食べてくれないことも。宿でペット用のご飯が出される場合でも、念のため食べ慣れているフードは持参したほうが良いかも。外出時に簡単にお水をあげられる、携帯用ウォーターボトルがあればとっても便利。

・狂犬病予防接種済票、ワクチン接種証明書
宿泊する宿やドッグランなどの施設によっては、狂犬病予防、ワクチン接種を証明する書類の提出を条件にしている場合があるので、旅行の際は忘れずに持参しましょう。

・トイレ関連アイテム
トイレシートなどのアメニティを用意してくれている宿もあるけど、移動中に我慢できずに…ということも想定して準備は忘れずに。お部屋でトイレを失敗する不安があれば、マナーパンツも持っていきたいですね。

・移動用キャリーバッグ
宿のロビーや廊下などは、ペットをキャリーバッグに入れて移動することを求める宿もあるので、車移動の際でもキャリーバッグは忘れずに持っていきましょう。

ペットと泊まれる宿には、宿の一部だけがペット可の宿があります。宿泊者のなかにはペットが苦手な方もいるので、普段のお散歩以上の心掛けは忘れずに！

電車などの移動は長時間になることもあります。キャリーバッグに慣れていなければ、愛犬がストレスを感じて吠え続けたり、不安を感じて呼吸が荒くなったりすることも。日頃から、キャリーバッグに慣れさせておくのも大切です。

多くの人が集まる場所に行くこともある旅行では、「待て」「お座り」など、基本的なしつけのマスターは必須。ペット臭や抜け毛が不快に思う人もいるので、ブラッシングやシャンプーも出発前にはすませておきましょう。

ペットと一緒の旅行で、一番悩むのが食事の場所。ペット可の飲食店は増えているけど、まだまだ少なめ。食べられる場所の確認は、事前に調べておくとスムーズです。宿によっては、ペット可の飲食店や施設を紹介してくれるので、気軽に相談してみましょう。

さらなる変化を遂げようとしている渋谷を、見下ろすようにそびえるセルリアンタワー東急ホテル。「大人のラグジュアリーホテル」と呼ぶのがピッタリのホテルだけど、なんと、愛犬と泊まれる「ドッグフレンドリーステイ（１泊朝食付）」プランがあるんです！　宿泊できるお部屋は20階にあるスーペリアツイン（37.6～37.8㎡）で、１部屋の宿泊人数は愛犬１匹（小型犬10㎏未満）と２名まで。ホテルのロビーや廊下などは愛犬をキャリーバッグに入れる必要があるけど、お部屋の中はフリーで、愛犬との時間を抜群の景色を見ながらゆっくり過ごせちゃいます。

シンプルで良質なペットアイテムを提供するブランド「フリーステッチ（free stitch）」を中心とする専用アメニティ（ケージ・クッション・トイレトレー・トイレシート・ペット用ウェットティッシュ・餌用ボウル・粘着クリーナー・蓋付ゴミ箱）が用意されて、ジャーキーやビスケットのおやつまでも常備されているんです。

朝食はルームサービス（7:00～11:00）で、アメリカンブレックファストまたはホワイトオムレツのブレックファスト（卵白オムレツ）から選べ、出来立ての料理を運んでくれます。愛犬と一緒にゆっくりと朝食を楽しめるのはうれしいですね。ふわっふわのオムレツにはもちろん感動だけど、クロワッサンも絶品。パンは１階ロビーフロアにあるペストリーショップで販売されているので、お気に入りのパンはぜひお家にも持ち帰って。

宿泊には区市町村発行の予防注射済票のコピーの持参と、ホテルが定める「ペット同伴宿泊同意書」に同意し事前記入して提出か、チェックイン時に記入する必要があるので、内容は必ず確認しておきましょう。プランは期間限定で2022年３月31日までとなっているので、ぜひチェックしてみてください！
※期間は変更となる可能性があります。

セルリアンタワー東急ホテルの周辺は、渋谷スクランブル交差点界隈の人が密集するエリアもあれば、愛犬とお散歩にピッタリのお洒落で閑静なエリアも広がっています。ホテルロビー階正面玄関から裏手に回ると、緑に囲まれた遊歩道があって、その先には小さいながらも一息付ける桜丘公園が。朝のお散歩が日課の愛犬にはピッタリなコースかも。

ホテル周辺をお散歩する前にホテルで「お散歩マップ」をゲット。ちょっと足を延ばせば代々木公園などの大きな公園もあって、テラス席を備えたカフェレストラン、愛犬と一緒に店内で食事ができるカフェもホテル周辺にはあるので、愛犬とお散歩しながら食事で困ることはなさそう。

ホテルから徒歩５分ほどにある、トリミングサロン併設のナチュラルカフェダイニング。オーガニック野菜をメインとした、こだわりの料理を堪能できます。お野菜にこだわりつつもお肉メニューも豊富で、「たっぷり野菜のスパイシーペッパーソースプレート」は人気の看板メニュー。ピリリと黒胡椒が効いたジューシーなチキンは、お酒が飲みたくなる大人の味。他にも、とろとろの角煮とぷくぷくのオムレツの相性が抜群の「角煮と豆乳ソースのオムライス」もおすすめですよ。　

Dog Salon & Cafe Karin堂
＜住所＞
東京都渋谷区桜丘町7-13
＜営業時間＞
ランチ 12:00～15:00
ディナー 平日18：00～23:00、土曜15:00～18:00
（現在はディナー予約制　前日まで要予約）
＜定休日＞
日曜、祝日
※詳細は事前にご確認ください。
参考サイト:Dog Salon & Cafe Karin堂

ホテルから徒歩20分。蔦屋書店を中核とするライフスタイル複合商業施設。ペットショップもあり、ペット関連のイベントが開催されることも。施設内にある一軒家のカフェ・ダイニング・バーの3つの空間からなるIVY PLACEでは、一部のテラス席でペット同伴の食事が可能です。

IVY PLACE
＜住所＞
東京都渋谷区猿楽町16-15
＜営業時間＞
ブレックファスト　平日8:00～11:30、土日祝7:00～11:30
ランチ　平日11:30～16:00、土日祝11:30～17:00
ディナー　平日18:00～23:00、土日祝17:30～23:00
（営業時間は変更する場合があります）
＜定休日＞
なし
※詳細は事前にご確認ください。
参考サイト:IVY PLACE

ホテルから徒歩7分。旬の有機野菜や産地直送の鮮魚などが自慢のイタリアンレストラン。有機野菜グリルのバーニャカウダは大人気メニュー。テラス席でペットと食事が可能です。

ZUCCA
＜住所＞
東京都渋谷区桜丘町10-4 Modmarche 1F
＜営業時間＞
ランチ11:30～15：00(ラストオーダー 14:30)
14:30～24：00はアラカルトメニューで営業(ラストオーダー 23:00)
＜定休日＞
不定休
※詳細は事前にご確認ください。
参考サイト:ZUCCA

ホテルから徒歩20分ほど。緑豊かな高台の公園で、天気が良ければ富士山も見られます。園内にはペット同伴可能*なカフェレストランGreen Café Saigohyamaが。スイーツメニューも豊富なので、お散歩の休憩にはピッタリ。
*建物外のテラス席（パラソルのある座席）についてはペット同伴可能、建物内のカフェについてはペット同伴不可

西郷山公園
＜住所＞
東京都目黒区青葉台2-10-28
※詳細は事前にご確認ください。

Green Café Saigohyama 西郷山公園内
＜住所＞
目黒区青葉台2-10-7
＜営業時間＞
8:30～19:00
＜定休日＞
不定休
※詳細は事前にご確認ください。
参考サイト:Green Café Saigohyama

ペットと素敵な時間を過ごすのは旅行だけに限らないけれど、ペットとの思い出として、「旅」は最高のコンテンツ。最近のペットと泊まれる宿は、本当によく考えられ、愛犬も飼い主さんも楽しめるプランが増えてきています。愛犬がいるからと旅行を諦めずに、最高の時間を愛犬と過ごしてみては？ しっかり準備を整えて、愛犬と楽しい旅を！