東急ホテルズ＆リゾーツ株式会社は、2023年4月1日の発足を機に、若年層社員や専門技能人財の処遇改善に重点を置き、最大7％超の賃金改定と初任給の引上げ、および生活支援一時金の支給を実施することを決定しました。

今般の改定では、30才以下の正社員を対象に一律8,000円～10,000円のベースアップを実施します。昇給額は、賃金改定とベースアップ合計で一般職23歳では平均7％超、金額にして15,000円となります。一方、これまで35才まで一律で昇給していた年齢給の昇給期間を30才までの昇給に改めます。31才以降の中堅社員については役職や資格に応じた手当と業績連動報酬による処遇の比重を高めることで、処遇水準を向上させ、積極的なキャリア開発を促します。
また2024年度新卒初任給についても、ベースアップ同様に8,000円～10,000円増額し、四大卒初任給は諸手当込みで219,000円（首都圏エリアの一例）とします。加えて保有資格に応じて別途支給する「技能手当」については、ソムリエや英検などの対象資格※保持者を対象に従来の手当額を月額3,000円～5,000円増額するとともに、調理師資格を新たに支給対象に加えるなど拡充を図ります。さらに、物価・生活費高騰への対応として、「生活支援一時金」を全社員一律で10万円支給します。
この賃金改定・一時金支給は、市場環境が急回復しているホテル業界全体で激化している人財獲得競争への対応、また折からの物価上昇を踏まえて会社として支援を行うものです。ホテル・リゾート施設の受託運営専業会社として発足した東急ホテルズ＆リゾーツにとって、多様な能力・スキルを有する人財を最も重要な経営資源であると位置づけ、収益力の更なる向上に努めながら、人財への投資・育成に一層注力します。社員個人のキャリア開発やスキルアップを顧客満足の向上につなげ、お客さまのみならず、ホテル経営や投資を検討するクライアントの皆さまに選ばれるホテル運営会社としての事業成長を目指してまいります。

東急ブランドホテル、DISTINCTIVE SELECTION、会員制滞在型リゾート（国内61店舗）の運営。