株式会社東急ホテルズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:村井 淳、以下「東急ホテルズ」)は、2021年4月よりプラスチック廃棄量削減に取り組んでまいりましたが、2022年度、更なる削減を目指し、新たな施策を実施することを発表いたします。
東急ホテルズでは2019年に「サステナブル方針」(※1)を制定し、「地球にやさしいホテル・まちにやさしいホテル・ひとにやさしいホテル」を掲げ、ホテル事業を通じて「持続可能な社会」の実現を目指し、さまざまな取り組みを行っております。そして2022年4月より、以下の4つの施策を新たに実施いたします。
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カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®を使用した歯ブラシを日本初導入
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客室アメニティをプラスチックからエコ素材へ変更および廃止
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客室無償提供プラスチックペットボトルを全店舗廃止
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テイクアウト商品カトラリーをエコ素材へ変更
1.カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®を使用した歯ブラシを日本初導入
2022年4月22日より株式会社カネカ(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中 稔、以下「カネカ」)のカネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®(以下「Green Planet」)を柄の部分に使用した歯ブラシを、運営するホテル(※2)に導入いたします。Green Planetは海水中でも生分解する海洋汚染低減に貢献する素材(※3)であり、カネカが掲げる「カネカは世界を健康にする。KANEKA thinks “WellnessFirst”」という考えは「地球にやさしいホテル・まちにやさしいホテル・ひとにやさしいホテル」を謳う当社にとって親和性があり、本製品の採用となりました。Green Planetを使用した歯ブラシの導入は国内初となります。また同時に包材も従来のプラスチック製から紙製に変更いたします。
地球環境について考えるアースデイ(地球の日)の4月22日より、「SDGs未来都市」に選定されている横浜市にある横浜ベイホテル東急、横浜東急REIホテルから逐次導入を開始いたします。
2.客室アメニティをプラスチックからエコ素材へ変更、及び廃止
2021年度、先行して東急REIホテル19店舗にてワンウェイプラスチックアメニティをエコ素材に変更および廃止、また提供方法を客室内常設からフロント付近の「アメニティコーナー」でのお客様による選択制へと変更し、プラスチック廃棄量削減を実現しました。
2022年度は更なるプラスチック廃棄量削減を目指し、東急ホテル、エクセルホテル東急にてカミソリ、ヘアブラシをエコ素材に変更、包材を紙製へ変更し、シャワーキャップを廃止します。またボディタオルもワンウェイからリネンへと変更いたします(一部店舗を除く)。
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2021年度:東急REIホテルプラスチック削減率約40%年間プラスチック廃棄削減量約13.2t
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2022年度:全店舗プラスチック削減率70%以上年間プラスチック廃棄削減量約55t
(2019年度比較見込)
3.客室無償提供プラスチックペットボトルを全店舗廃止
2021年度、東急REIホテルのブランド施策として、客室で無償提供していたプラスチックペットボトルウォーターを廃止し、ウォーターサーバーへの切り替えを逐次実施いたしました。
2022年度は東急ホテル、エクセルホテル東急でも、客室で無償提供しているプラスチックペットボトルを廃止し、別の素材やウォーターサーバーなどへの切り替えを行います。
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2021年度:東急REIホテルプラスチックペットボトル約140万本の廃棄削減、廃棄削減量約42t
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2022年度:全店舗プラスチックペットボトル約320万本の廃棄削減、廃棄削減量約96t
(2019年度比較見込)
4.テイクアウト商品カトラリーをエコ素材へ
テイクアウト商品を提供する際にお渡ししているプラスチック製カトラリー(スプーン、フォーク、ナイフ)をエコ素材のものへ変更いたします。また、レストランや宴会場で使用しているマドラーやストローもエコ素材のものへ逐次変更いたします。(2022年度中)
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2022年度:全店舗スプーン、フォーク、ナイフ、マドラー、ストローのプラスチック廃棄量削減約427.5kg
(2021年度使用量比較)
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横浜ベイホテル東急、横浜東急REIホテルで導入を開始し(ブラシ部分はナイロン製)、以降6月より逐次導入(ブラシ部分はバイオマスナイロン100%植物由来)。
東急ホテルズが運営するパートナーホテルと一部の東急ホテルを除く全店舗に導入予定。
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海水中でも生分解する素材として「OK Biodegradable MARINE」認証を取得。詳細はカネカにお問い合わせください。