東京都新宿区歌舞伎町1丁目にある「新宿ゴールデン街」。約200件以上ものディープな飲み屋が立ち並びます。高層ビルとネオン看板がきらめく"歌舞伎町"とは様変わりし、日本の古き良き昭和の風情を感じられる、懐かしい雰囲気が漂っています。

近頃は常連客だけでなく、おしゃれな隠れ家や、女性がおひとりでもふらっと立ち寄れるお店も増えています。

新宿ゴールデン街の店は、アットホームで狭いお店ばかり。キャリーケースや大きめの荷物の持ち込みは厳禁です。荷物を置けるような広いスペースを期待せず、必要最低限のもちものだけで移動することを強くおすすめします。事前に宿泊先ホテルのクロークやコインロッカー等に預けて、身軽な格好で楽しみましょう。

ランチからディナー、しっぽり飲みまで、実は1日まるごと楽しめる「新宿ゴールデン街」。今回は、新宿ゴールデン街初心者や女性、おひとりさまでも安心して楽しめる、話題の飲み歩きスポットに実際に潜入してみました。

新宿ゴールデン街に行く際の参考にしてくださいね♪

本日の新宿ゴールデン街はしご旅の1軒目はランチから。

ゴールデン街の奥、新宿遊歩道公園“四季の路”に沿って歩いていくと、ひっそりと佇む古民家が現れます。ここは、ゴールデン街ではとても珍しい一軒家で店を構える「茶茶 花(チャチャ ハナ)」。京都のおばんざいをはじめ、和食を思う存分に楽しめるお店です。

風情あふれる外観に惹かれて門をくぐったその先には‥、都会の喧騒を一切感じさせない、洗練されたモダンな空間が広がります。

茶茶 花(チャチャ ハナ)のランチに訪れたのなら、「人気のおばんざい10種盛りと季節の炊き込みご飯コース」でプチ贅沢を。旬の食材を取り入れた、京の美味を堪能できるこだわりの小鉢が揃います。お皿のデザインもひとつひとつ異なり、彩り豊かなプレートとなっています。

「茶茶 花(チャチャ ハナ)」のランチコースは日曜・祝日のみの限定なのだとか。美味しい料理、そして京都らしい上品な雰囲気を求め、根強いファンが足繁く通う人気店です。確実に楽しむためにも、事前の予約をしておくと安心です。

ランチコースの最後には、デザートとお抹茶もついてきます。ゴールデン街のなかで、まさか京都を旅しているかのような幸せな気分を味わえるとは...！丁寧でやさしい味わいに、思わずうっとり。ゴールデン街はしご旅、最高な1日の幕開けです。

「茶茶 花(チャチャ ハナ)」では、今回訪れたランチはもちろんのこと、ディナーメニューも種類豊富に提供されています。お酒・お料理ともにラインナップがぐんと増え、日中とは異なる京都ならではの風情や、新鮮なお刺身を堪能できます。

日も暮れて、だんだんと夜を迎える準備がはじまる17時ころ。今日のはしご旅2軒目は、あかるい花園5番街にある「BAR 翁」へ。表の看板が目印で、迷うことなくたどり着けます。

階段を上がって店に入ると、そこには思わず「ただいま」と言いたくなるような、どこか懐かしく、人情味あふれる雰囲気のカウンター席が。

「翁のばあば」の愛称で親しまれるマスターは、とっても気さくでチャーミング。新宿ゴールデン街初心者でも、マスターとの会話を楽しみながら、リラックスして過ごすことができます。

お酒も豊富に取り揃えている「BAR 翁」ですが、今日はランチからの2軒目とあって、はじめの一杯はやはり瓶ビールから。おとなり同士になった常連さんと一緒に乾杯しました。

彩り豊かな「BAR 翁」のお通し。旬の食材や常連さんのご意見を参考に、毎日変えているのだとか。マスターのこだわり詰まった逸品とお酒の相性は抜群！

特に常連さんの心を鷲掴みにしているのが、「日替わりメニュー」と「お蕎麦」。今日の日替わりメニューはロールキャベツでした。

「BAR 翁」の名物ともいえるお蕎麦は、北海道摩周湖のそば粉を使用した、マスターこだわりの逸品。摩周そばは、流通量の少なさと深みある味わいが特徴で、全国のそば通たちから「幻の逸品」とも称されるほど。

都内でも味わえるスポットはとても少ないのだとか。鮮やかな色合いと、豊かな香りに、おもわずぺろりと完食してしまいました。

「BAR 翁」は新宿ゴールデン街に店を構えて今年で4年目と比較的新しいお店ながら、マスターのあたたかい人柄とお酒、そしてこだわり料理を求めて、早い時間から多くのお客さんが足を運びます。

新宿ゴールデン街に来たら是非訪れたい、第2の故郷のようなお店です。

新宿ゴールデン街はしご旅、本日3軒目は、「あかるい花園 まねき通り」にある、ハットを被ったタツノオトシゴのマークが目印の「シーホース」へ。ハーブやスパイスを用いた自家製酒が人気のバーです。

L字型カウンターに5〜7名ほどが滞在できる、アットホームな店内。天井が高く開放的で、木目調の壁にマッチしたアンティーク雑貨がずらり。ゴールデン街の中に、こんなにおしゃれな雰囲気のバーがあるとは！

「シーホース」一押しのお酒は、自家製のスパイスやハーブを漬け込んだスピリッツ。スタッフさんがお好みに合わせて、おすすめのお酒を紹介してくれます。

どれも美味しそうなお酒ばかりで、優柔不断にも1つに絞り込むことができず、はじめから飲み比べをすることに。

この日のお通しは「​​キーマカレー」「セロリとソーセージのオイスター炒め」「パプリカナムル」。日替わりでカウンターを切り盛りするスタッフさんが、季節にあわせてメニューを考えて仕込んでいるとのこと！曜日や仕入れ状況によっては、おにぎりや炊き込みごはんを振る舞う日もあるのだとか。

この日のスタッフはちっちさん。とても気さくで、バー初心者にもやさしく丁寧に教えてくれました。常連さん含めて、店全体の雰囲気がとにかく優しく、アットホームであることも「シーホース」の魅力のひとつ。新参者でもすぐに馴染むことができました。

まるで実家の台所を囲みながら、しっぽり飲んでいるかのような安心感。騒がしすぎず、自由で心地よく、どんなシーンでも楽しめること間違いなし！行きつけのお店にしたいおしゃれなバーです。

新宿ゴールデン街はしご旅、本日4軒目は、「ビストロ Pavo」へ。シェフが手掛ける本格ビストロをリーズナブルに堪能できるお店です。

実は、17時すぎにお店の前を通ったときにはすでに店は満席に！時間をずらして、21時ころに改めて訪れてみました。

「ビストロPavo」は、店主であるシェフが1名で料理を手掛ける、11人席のアットホームなお店です。お酒をしっぽり味わうもよし。本格ビストロを堪能するもよし。おとなりさんとの偶然の出会いを楽しむもよし。今日の気分にあわせて、思い思いに時間を過ごせます。

小さい店内ながら、窮屈感や騒がしさは一切感じず、終始リラックスして過ごすことができます。

おしゃれなブラックボードには、本日のおすすめメニューがずらり。毎日内容が変わるのだとか。お酒のおつまみとして楽しめる小皿料理から、しっかりお腹にたまるお肉料理まで、どんな気分でも楽しめるメニューが豊富に揃います。お店公式のInstagramでメニューボードが更新されているので、来店前にぜひチェックしてみては。

今回は、宮城県産カツオを使った本日のカルパッチョを注文。おしゃれで本格的なビストロ料理を、なんとお箸を用いて気軽に食べられます。肩ひじはることなく、のびのび楽しめることも「ビストロPavo」の魅力のひとつ。

新鮮な旬の食材たちは、シェフが直接仕入れてメニューに組み込み、振る舞っているのだとか。季節ごとに顔ぶれが変わる絶品メニューを求め、根強いファンが足繁く通います。

お酒に合うおつまみとして、季節にぴったりの「広島産カキのゆずバターソテー」も注文してみました。ちょうどよいボリューム感！ゆずの香りもよく、お酒がぐんぐん進みます。

お酒もお料理も大満足。新宿ゴールデン街でおしゃれな夜を過ごすなら、必ず押さえておきたいスポットです。

一度訪れれば思わず虜になること間違いなし！リピーターも多く大変人気のあるお店なので、事前に電話で予約しておくことをおすすめします。

新宿ゴールデン街での時間はあっという間に過ぎるもの。

最後にはおいしいお酒で締めくくりたい！と思い訪れたのが、あかるい花園5番街にある「PITOU」。厳選されたナチュラルワインが豊富に揃うお店です。

レンガ調でアンティークな壁面がなんともおしゃれな「PITOU」の外観。入口の扉から店内のようすを見渡すことができ、おひとりさまでも入りやすい雰囲気です。今日も扉の前で様子を伺っていると、スタッフさんがすぐに気づいて優しく声をかけてくれました。

今年で17年目を迎えるお店には、ワインをこよなく愛する常連さんをはじめ、美味しいお酒をしっぽり嗜みたい多くの女性たちが足を運びます。数年前に改装し、シックで落ち着いた雰囲気に生まれ変わったのだとか。

L字型のカウンターがあり、ひとりで訪れたい女性も心地よく過ごせる空間です。

「PITOU」で提供されるナチュラルワインは、添加物・保存料・砂糖などを使用せず、純粋に熟成させたブドウ果汁だけで作られた銘柄ばかり。製造年や地域、生産者のこだわりが大きく反映されたワインの味わいは、まさしく一期一会そのもの。

「PITOU」に訪れたなら、赤・白、そしてお店おすすめのオレンジワインをぜひ飲み比べしてみてください。お好みやその日の気分にあわせて、スタッフさんがひとつずつ丁寧に銘柄をチョイスしてくれます。

定番から希少種まで、訪れるたびに異なるワインと出会えることも「PITOU」の魅力のひとつ。お酒をじっくり嗜みたい女性にはうってつけのスポットです。

ぜひ「PITOU」で本格ナチュラルワインを心ゆくままに堪能してみてください。記憶に残る、あなたにぴったりな一杯と出会えるはずです。

新宿ゴールデン街で楽しい時間を過ごした後は、「東急歌舞伎町タワー」にあるホテルの利用がおすすめ。

今回紹介した新宿ゴールデン街から徒歩すぐの場所にあり、時間を気にせずゆっくり楽しむことができます。お好みや利用シーンに応じて、2種類のホテルから選ぶことができます。

「BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel」は、東急歌舞伎町タワー内最上部、39F〜47Fに位置するホテル。

客室は壁一面がガラス張りとなっており、その先に望む大都会東京の美しい景色には思わず息を呑むほど。誰にも邪魔されることなく、ゆっくりと贅沢な時間を過ごせます。

新宿ゴールデン街のすぐ近くに位置しながらも、賑やかで活気ある繁華街の喧騒から離れ、落ち着きのあるシックな雰囲気のなかで旅の疲れを癒せます。

「HOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotel」は、東急歌舞伎町タワーの18F〜38Fに位置する、ライフスタイルホテル。

「なんだか懐かしい」「落ち着く」…そんな新宿・歌舞伎町の歴史や文化を反映した館内には、処々にアートや音楽、照明へのこだわりが散りばめられており、好奇心や遊び心がくすぐられます。

新宿・歌舞伎町のまちを遊びつくすための拠点として最適で、客室は快適さに満ち溢れており、ストレスなく新宿での時間を過ごすことができます。

今日は、思い切って新宿ゴールデン街へ一歩踏み出してみませんか？古き良きを味わえる昭和レトロな街並みと、人情味あふれる、おしゃれで素敵なお店があなたを待っていますよ。

※掲載されている情報は2023年3月末時点のものです。掲載情報は予告なく変更になる場合があります。