各スキー場の積雪状況によって異なりますが、オープン時期の目安は11月ごろ。ほぼすべてのスキー場でレンタルも可能です。上手く活用することで、スキーだけでなく、街の観光も含めたプランを組むのもおすすめです。ここではオープン時期やレンタル事情、最低限準備するアイテムをご紹介します。

札幌のスキー場がオープンする時期の目安は11月中旬から。一部のスキー場では、5月上旬ごろまでスキーが楽しめます。12月にオープンするスキー場もありますが、人工降雪機を使って早期にオープンするスキー場も多数存在します。天候や積雪状況によってオープンの日程が変更する場合があるので、旅行の前には、公式サイトの情報をこまめに確認すると良いでしょう。

荷物を増やしたくない人は、レンタルを活用すると良いでしょう。札幌にあるほとんどのスキー場では、スキーに必要な道具がレンタル可能で、子どもから大人まで豊富なサイズを揃えています。レンタル利用の際は、運転免許証など身分証明書が必要なので忘れないようにしましょう。

ただし、スキーウェアやブーツ、ボードなどの道具はレンタルもできますが、ウェアの下に着るインナーはご自身でご用意ください。スキー場の寒さに耐えうる、保温性がある服やアンダーウェア、厚手でひざ下まである靴下を用意しておくのがおすすめです。インナーウェアの上には、フリースや薄手のダウンを着たり、ネックウォーマーを着けたりすると温かく過ごせます。

札幌市内にはさまざまなスキー場があります。初心者や上級者、ファミリーが満足できるコースが備わっているところも。温泉や夜景、名物グルメが楽しめるなど、北海道の魅力を存分に味わえるスキー場もあります。ここでは札幌でおすすめのスキー場を6つご紹介します。

JR札幌駅から約1時間30分、市営地下鉄南北線、真駒内駅から直通バス（約1時間）が出ています。札幌国際スキー場は、雪の量が多く、雪質はさらさらとした粉雪で滑りやすいと評判です。

コースは７本あり、初級者・ファミリー向けのファミリーコースから上級者向けのダウンヒルコース、フリースタイルに特化した各種パークなどいろいろなスタイルが楽しめます。北海道の人気観光地、定山渓温泉からも近いので、スキーの後は、温泉で疲れた体を癒しましょう。札幌国際スキー場の１日リフト券と、近郊の日帰り温泉入浴券がセットになったお得なパックが人気です。

札幌の市街地から最も近いスキー場が、札幌藻岩山スキー場です。地下鉄南北線・真駒内駅から、じょうてつバスに乗れば15分でスキー場に到着し、札幌市街からタクシーを利用すれば2～30分で到着します。道内唯一のスキーヤーオンリーのスキー場で、コースは10本あります。上級者向けはもちろん、初心者向けのなだらかな斜面やファミリーゲレンデもあるため、どんな人でも安心してスキーを楽しめるでしょう。

ゲレンデからは札幌市街地の景観を臨み、特に21時まで営業しているナイターでは息を飲むほど美しい夜景が見られます。そのロケーションの良さから、近年では周辺におしゃれなカフェやスイーツ店も増え、テイクアウトも充実しているようです。

サッポロテイネスキー場は、札幌市中心部から車で40分の位置にあります。JR手稲駅からJR北海道バスの手稲ハイランド行きに乗車し、約16分で到着。札幌オリンピックで使用された難易度の高いゾーンから、初心者やファミリー向けのコースなど、合計15本のコースがあり、さまざまなスタイルのスキーが楽しめます。

標高1,000m超のコースからは、石狩湾を一望できます。雪質はさらさらのパウダースノーで滑りやすいです。スキー場の中には恐竜キッズパークがあり、ソリやチューブが楽しめ、雪の中に恐竜のフィギュアがたくさんあるなど、子どもも満足できるスキー場です。

Fu’s snow area（フッズスノーエリア）は、札幌中心部から車で約30分。地下鉄・真駒内駅からバスも運行しています。500m～1,800mのコースが全部で6本あり、全コースともスノーボードで滑走できるので、スノーボーダーにもおすすめ。

急斜面がある難易度の高い上級者向けコースから、初心者・ファミリー向けコースまで完備しています。道内ではフッズにしかないリュージュ競技の体験教室もあり、普段味わえない体験ができます。（※予約制）

札幌市中心部から、車で約40分の場所にある滝野スノーワールド。地下鉄真駒内駅から直通バスが運行しています。ファミリーゲレンデのコースは1本あり、傾斜がゆるやかなので小さな子どものスキーデビューにぴったりのスキー場です。

スキー初心者でも安心して滑れるゲレンデの他、チューブソリに乗って200mの斜面を滑走するコース（無料）や、滝野の森を散策するスノーシューなど、雪遊びが楽しめます。

さっぽろばんけいスキー場は、札幌市街地から車で約20分とアクセスが良く、札幌市民おなじみのスキー場です。市営地下鉄東西線の円山公園駅発のばんけいバスに乗れば約13分で到着します。緩やかな初心者コースから、傾斜のあるトップアスリート向けのコースまで全17コース。

わくわくスノーランド(有料)では楽に登れるスノーエスカレーターが利用でき、ソリやチューブ、スノーストライダーが楽しめます。ロッヂ内の「食堂パンケ」ではオリジナルソフトクリームをはじめ、ばんけい名物の「ban.K油そば」や定食などが味わえます。

札幌には、札幌東急REIホテル・札幌エクセルホテル東急があり、どちらも地下鉄の駅からすぐの場所にあります。各スキー場とのアクセスも良く、スキー場によっては直接行ける場合もあるので、ぜひ検討してみてください。少し歩けば、大通公園や時計台など札幌を代表する観光スポットがあるので、札幌を満喫できるでしょう。

札幌東急REIホテルは、北海道内で最大の繁華街として知られる「すすきの」にあり、観光し終わった後にすぐ休めるので便利です。少し歩けば札幌市民の憩いの場である大通公園があり、札幌のシンボルである時計台や、夜にはテレビ塔のライトアップも楽しめます。すすきの名物のラーメン横丁も近いです。ホテル併設のレストランプラザ札幌では、すすきのの名店が揃っています。シックでスタイリッシュな雰囲気の客室でリラックスできるでしょう。

札幌エクセルホテル東急は、自然豊かな中島公園まで徒歩5分の場所にあり、すすきのやラーメン横丁、レストランプラザ札幌も徒歩圏内です。札幌駅北口からホテルまでは無料シャトルバスも運行しているので、荷物があっても楽に移動できます。高層階のシンプルモダンな客室からは美しい札幌の街並みが見渡せて、旅行気分を存分に楽しめるでしょう。

ホテルの前はさまざまなバスの発着所になっているので、スキーやスノーボードを楽しみたい人には最適なホテルです。札幌東急REIホテル、札幌エクセルホテル東急を経由する札幌国際スキー場行きの便を、じょうてつバスが運行しています。また、ホテルからスキー場まで直接行けるリムジンバスや、貸切タクシープランなどさまざまなプランがあります。

例えば、札幌国際のランチ券パックやサッポロテイネのリフト券パックなどを準備している北海道アクセスネットワーク、貸し切りバスやジャンボタクシーのあるグッドスポーツなどがあります。

スキー初心者から上級者・ファミリーまで、すべてのスキーヤーが満足できる札幌のスキー場をご紹介しました。札幌市内のスキー場は市内中心部に近く、アクセスの良さが最大の魅力。レベルに応じてスキー場を選ぶのはもちろん、温泉やグルメ・夜景を楽しんだり、目的に合わせて選んでみましょう。

※掲載されている情報は2021年10月時点のものです。掲載情報は予告なく変更になる場合があります。