春は花見イベントの他、全国的にも知名度の高い「博多どんたく」などが人気です。春の博多で楽しみたいおすすめのイベントを見ていきましょう。    

福岡城さくらまつりは、毎年3月下旬から4月上旬まで中央区・舞鶴公園で行われる花見イベント。公園内では19種・約1,000本の桜が見られる他、福岡城歴史的建造物である多聞櫓や下之橋御門の内部も特別公開されます。夜は桜と城壁がライトアップされて、幻想的な雰囲気を満喫できます。

また、キッチンカーやグルメ屋台、さらには大道芸が集結するのも見逃せません。手ぶらでバーベキューができるコーナーがあったり、舞鶴公園や大濠公園を巡るとお得なクーポンがもらえるスタンプラリーなど、カップルや家族で楽しめます！

博多どんたく港まつりは、およそ840年もの歴史を持つ博多の伝統的なお祭りです。5月3・4日に行われ、約650の団体と約3万3,000人の参加者、さらには200万人もの見物客が博多の街に集まります。ゴールデンウィーク中としては、日本最大規模のお祭りと言われます。

老若男女が思い思いの装いでしゃもじを叩いて町を練り歩き、町に作られた舞台や広場で踊りを披露することで、街中はどんたく一色に。博多駅前広場から中洲川端、天神付近までさまざまなイベントが開催され見どころは豊富です。博多土産の定番「博多通りもん」はどんたくで町を練り歩く人にちなんだ名前なのだとか。どんたくとあわせて、お土産もぜひチェックしてみてください。

「山笠のあるけん、博多たい」と言われるように、夏は博多祇園山笠一色です。夏に博多を訪れたら、山笠関連のイベントを回ってみましょう。博多祇園山笠についてご紹介します。

博多祇園山笠は、博多三大祭りの一つに数えられるお祭り。夏の博多には欠かせない伝統行事で、7月1～15日までさまざまなイベント・神事が行なわれます。

飾り山笠は、その名の通り目で見て楽しむ華やかな山笠。お祭り本番に使われる「舁き山笠（かきやまかさ）」とは別物で、10m前後の高さを誇ります。博多エリアの14ヵ所に設置されるので、一つ一つ回ってみましょう。なお、飾り山笠は、7月1日から始まります。

博多祇園山笠は、博多の街の7つの流（いくつかの「町」で構成される、山笠を運営する組織）がそれぞれの山笠を舁（か）いてタイムを競うお祭りです。当日は、太鼓の合図ともに一番山笠から順に「櫛田入り（櫛田神社に入ること）」し、山笠を舁いた男性達が「追い山笠コース」を全力疾走します。ゴールとなる須崎町の「廻り止め」までは約5kmあるので、走る方も見る方も力が入りそうです。

この「櫛田入り」は7月15日午前4時59分と決まっており、「祝いめでた（博多祝い唄）」の1番を歌うのが習わし。ただし、これを歌えるのは「一番山笠のみ」と決まっています。この様子を最初から見たい人は、頑張って早起きしましょう！ スタート地点となる櫛田神社では、午前6時から荒ぶる神様に捧げる鎮めの能が演じられるので、あわせて見学するのもおすすめです。

なお、町中を駆け巡る「舁き山笠」が見られるのは、7月10日の「流れ舁」以降です。

秋は博多を代表する秋祭りや、ライトアップイベントが人気です。博多ならではの秋のイベントをご紹介します。

述べ100万人が訪れる「筥崎宮（はこざきぐう）」の放生会は、1000年以上の歴史がある九州随一の秋祭りです。博多三大祭りの1つにも数えられる放生会では、福岡市無形民俗文化財指定の「御神幸（しんこうさい、別名 御神輿行列）」が有名。古式ゆかしい装束に身を包んだ人々が列を作って練り歩く様を見れば、古代にタイムスリップしたかのような気分になれます。

注意したいのは、行事は1年おき9月に開催されるので、事前のチェックがおすすめです。そして、お祭りの楽しみといえば、やはり露店。放生会では、約1kmの参道に500もの露店が並びます。露店を覗いて、放生会の風物詩・茎や葉のついたままの新ショウガや厄を弾くとされる「おはじき」をぜひ手に入れてください。

博多旧市街ライトアップウォークは、2006年にスタートした博多のさらなる魅力を再発見できるウォークイベントです。毎年10月頃開催され、2019年は来場者数述べ100万人を突破しました。イベントの主旨は、ライトアップされた「博多旧市街」エリアの神社仏閣を巡り、歴史的な景観を身近に感じること。エリア内には夜市が出たりスタンプラリーがあったりして、カップルや家族でのんびり楽しめるでしょう。

夜はライトアップされるため、昼・夜で違う趣を楽しめるのも嬉しいポイント。お寺によっては期間限定の御朱印が登場するので、御朱印マニアの方はぜひチェックをお忘れなく。なお、博多は日本では京都に次いで寺社が多いといわれます。イベントの見ごたえは十分です。

冬は博多や博多周辺でたくさんのイルミネーションが輝きます。中でもJR博多駅前のイルミネーションや海の中道海浜公園のキャンドルイベントは大人気。詳しく見ていきましょう。

「光の街・博多」は、11月から翌1月まで行われる博多駅前広場のイルミネーションです。毎年違ったテーマで開催され、多彩なLEDを使ったイルミネーションが見られます。

広場内にはイルミネーションに併せて本場ドイツさながらのクリスマスマーケットも開催され、クリスマス気分を盛り上げてくれます。こちらではクリスマス関連の小物やグッズが販売されている他、お菓子やワインの露店もたくさん。中でも毎年発売されるオリジナルマグカップは、ぜひ入手しておきたいアイテムです。

クリスマス仕様の音楽ライブやアートイベントは、天神エリアでも開催されています。天神までは地下鉄で5分ほどなので、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

1万本ものキャンドルを使ったキャンドル地上絵が見られるのは、「海の中道海浜公園」。2007年のスタートから、毎年違うテーマ・デザインで開催されています。公園内ではライトアップされて光るSL機関車やゴーカートなどを楽しめる他、クリスマスにちなんだショップも登場します。カップル、家族で歩けば、冬のイベントらしい華やかな雰囲気を楽しめます。

また、公園から至近の水族館「マリンワールド」前ではプロジェクションマッピングが登場する他、キャンドルナイトにあわせて「夜の水族館」も開催されます。冬の夜空に咲く花火を見上げれば、忘れられない思い出になりそうです。

博多観光の拠点には、福岡市内に2つある東急ホテルズがおすすめです。まず「博多 東急REIホテル」は、JR博多駅・博多口より徒歩約3分とアクセス至便。周辺にはショッピングスポットやお食事所も充実しています。

博多祇園山笠メインという方には「博多 エクセルホテル東急」がおすすめ。山笠の起点となる「櫛田神社」から徒歩約7分と至近で、徒歩で山笠見学に出かけられます。どちらのホテルもフリーWi-Fi完備で、設備も充実。清潔感溢れる客室は、観光後にほっと一息つくのにぴったりです。

博多や博多近郊エリアでは、さまざまな四季折々のイベントが開催されています。中でも春のどんたくや夏の山笠、秋の放生会は「博多三大祭り」と呼ばれチェックしておきたいイベント。博多の東急ホテルズを拠点に、気軽に出かけてみてください。見どころたくさんの博多の街を楽しく散策しましょう！

※掲載されている情報は2021年8月時点のものです。掲載情報は予告なく変更になる場合があります。