空港から市街地までの距離が短い福岡は、空港に降りてから短時間で目的地に行けるのが最大の魅力です。博多観光では、JRや地下鉄、バスなどをうまく活用すると、アクティブに旅を楽しめます。最初に福岡市の特徴と、公共交通機関のお得な1日乗車券についてご紹介します。

福岡市は、770年以上続く博多祇園山笠のお祭りや、中洲の屋台などで有名な人気観光都市です。そんな福岡の大きな魅力は、空港アクセス時間の短さにあります。空港から街の中心までは、地下鉄を利用すると約10分で到着。観光スポットや飲食店が空港周辺に多いので、効率良く目的地を回れます。

福岡観光の移動手段は、主に地下鉄、バス、電車の3つ。1日に何度も乗り降りするなら、各交通機関で取り扱うフリー乗車券がお得です。例えば、福岡市には以下のようなフリー乗車券があります。

①福岡市地下鉄
・福岡市営地下鉄1日乗り放題乗車券…大人640円
・ファミちかきっぷ…1,000円　大人2名まで＆子どもは人数制限なし
・ファミリーペア券…800円　大人1名＆子ども1名のペア

②西鉄バス
・福岡市内1日フリー乗車券…大人1,000円(アプリから購入の場合は900円。西鉄バス公式アプリ「にしてつバスナビ」を事前にダウンロードしておくと便利)

③西鉄電車
・FUKUOKA 1DAY PASS…2,650円　西鉄電車とバス共通1日フリー乗車券

福岡市には、空港からもアクセス良好なさまざまな名所があります。フォトスポットもたくさんあるので、映える写真を撮影できます。ここでは、博多の観光スポットを6つご紹介します。

「キャナルシティ博多」はショッピングやグルメ、映画、観劇などが楽しめる大型複合施設です。敷地内に​は運河（キャナル）が流れ、日中は噴水ショー、夜は噴水のライトアップを楽しめます。

キャナルシティ博多から徒歩約9分の位置にあるのが、異国情緒漂う観光スポット「旧福岡県公会堂貴賓館」。ここでは明治後期の女性達が着ていたドレスを着用し、館内を見学する「レトロ衣装体験」ができます。

古き良き時代を感じさせる館内には、フォトスポットが満載！ 疲れたら館内にある貴賓館カフェでホッと一息つきましょう。

全長234mの高さを誇る福岡タワーは、日本にある海浜タワーの中で最も高いと言われています。展望室からは、360度に広がる博多湾や福岡市街の景色を一望できます。

時間帯によってさまざまな表情を見せる福岡タワーは、特に夜が見もの。四季折々に変化するアートイルミネーションは、夜景100選に認定されるほどの美しさです。タワー内にはレストランの他、お土産ショップもあります。

つばめの杜ひろばは、JR博多駅に隣接するアミュプラザ博多の屋上にある空中庭園です。緑が溢れる癒しの空間は、都心にいることを忘れてしまうほど。庭園には旅の安全を祈願する鉄道神社もあるので、旅の途中にお参りしておきましょう。

福岡市の中心にあるのが、都心のオアシスとして市民に親しまれる大濠公園です。リフレッシュを兼ねて、緑豊かな公園内を散策してみましょう。

広大な敷地内にあるのは、公園の面積の半分以上を占める大きな池。約2kmある池の周囲は、ジョギングコースとしても人気です。また、公園の中心にある「浮見堂」はSNS映えスポットとして有名なので、旅の記念に撮影してみてください。

福岡市の繁華街、天神に佇む警固神社。災いや病気などから身を守る神様が祀られる、福岡のパワースポットとして知られています。

境内には参拝者の休憩所として足湯が設置されているので、ここで旅の疲れを癒しましょう。循環式の足湯は、毎朝、お湯を入れ替えしているので衛生面でも安心です。

福岡に来たなら、おいしいと評判の絶品グルメを堪能しましょう！ もちろん、地元のスイーツも外せません。博多の名物グルメが味わえるお店5つをご紹介します。

福岡空港からバス、タクシーに乗り、約5分の距離にある「天麩羅処ひらお 本店」。カウンター越しで天ぷらを揚げて提供されるので、揚げたてサクサクの1番美味しいタイミングで味わえます。

おすすめは看板メニュー「天ぷら定食」。ゆず風味のいか塩辛が食べ放題というのも嬉しいポイントです。

博多に来たら、名物もつ鍋も押さえておきたいもの。もつ鍋「笑楽」では、プリっとした食感のもつとシャキシャキのニラやキャベツ、ごぼうなどの具材がたっぷり入った絶品のもつ鍋が味わえます。スープは醤油、味噌、塩の3種類。鍋のシメは、ちゃんぽん麺か雑炊を選べます。

地下鉄博多駅から2駅の中州川端駅から2分歩くと、全国区で知られる老舗和菓子屋の「博多 鈴懸」本店があります。店内にある飲食スペースでは、写真にある名菓「鈴乃最中」が入った「すずのパフェ」が味わえます。

手作りアイスの上に、鈴の形をした可愛い最中がアクセントになったパフェは、SNS映え間違いなし！ パフェの他にも「あんみつ」や「かすてぃら バター焼き」もおすすめです。

福岡空港の国内線ターミナル3階、ラーメン滑走路の入口近くにある「屋台ラーメン玉龍 空港店」。店内は赤のれんや赤提灯が飾られ、まるで博多の屋台のよう。看板メニューの「玉龍ラーメン」（720円）はこくのあるとんこつスープに極細麺のラーメンです。ラーメンの上には、やわらかいチャーシューとネギ、きくらげがトッピングされています。

博多 華味鳥は、博多名物グルメの1つ「水炊き」が味わえる専門店です。
水炊きは、骨付き鶏でとったスープに鶏肉やつくね、キャベツ、ネギなどを入れて味わいます。鶏肉は自社養鶏場で飼育したこだわりの華味鳥（はなみどり）を使用。ポン酢や柚子胡椒と一緒にさっぱりと食べます。

旅の終わりには、家族や友人、自分へのお土産も忘れずに。博多の西洋和菓子や、名物の明太子を使用したおせんべいは幅広い世代に喜ばれます。福岡・博多旅行の記念におすすめのお土産を2つご紹介します。

博多土産の定番と言えば、明月堂の「博多通りもん」。まろやかな味わいの白あんが、ミルク味のしっとりとした薄皮に包まれたお菓子です。優しい味のお土産は子どもから大人まで好まれるでしょう。

「福太郎」のめんべいは、博多名物の明太子に、いか、たこの風味も加わったおせんべい。味はプレーンの他、マヨネーズ味や辛口、ねぎ、玉ねぎ、かつおなどバリエーションが豊富。お酒のおつまみにもぴったりです。何種類か組み合わせてお土産にしてみてはいかがでしょうか。

福岡観光の宿泊先は、東急ホテルズがおすすめです。JR博多駅から徒歩約3分の「博多東急REIホテル」、そして地下鉄中洲川端駅より徒歩1分の「博多エクセルホテル東急」は、どちらも空港からアクセス抜群！ 中心街の天神にも近く、ショッピングやグルメを思う存分楽しめます。

また、朝食は有料でルームサービスも行っているので、プライベートな空間でくつろぎながら食事をとれます。周辺の観光情報に詳しいコンシェルジュに相談し、翌日の旅の参考にすると良いでしょう。

福岡空港周辺の観光地や飲食店を事前にリサーチして、目的地を効率良く回り、福岡の旅を充実させましょう。また、空港近くにある宿泊先を選ぶと、翌日もフライトまで福岡観光を存分に楽しめます。友人と一緒に、福岡の観光やグルメを満喫してください。

※掲載されている情報は2021年8月時点のものです。掲載情報は予告なく変更になる場合があります。
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