Brand History
名門料亭「星岡茶寮」の跡地に
「ザ・キャピトルホテル 東急」が位置する日枝神社の小高い丘は、古来、星の眺めがきれいな景勝の地として「星ヶ岡」と呼ばれていました。大正の終わりから昭和のはじめには、稀代の美食家・北大路魯山人が会員制料亭「星岡茶寮」を主宰し、多くの政界人、財界人の交歓の場として栄えました。
東京ヒルトン時代の20年
1958年12月、米国ヒルトンと東急グループの「日米企業の協力関係」のもと、ヒルトン・インターナショナル社は、最高のホテル経営ノウハウを、東急側は敷地や人材を確保し、ホテル運営を行う20年契約を結びました。そして東京オリンピックを翌年にひかえた1963年6月20日、この星岡の地に日本初の外資系ホテルが誕生しました。
歴史的なテイクオーバー
20年後の契約満了時には、ホテルはそのまま東急グループによって運営されることになりました。テイクオーバー(引き継ぎ)は、1983年の大晦日から、1984年の元旦にかけて営業を一日たりとも休まずに行われました。
引き継ぎを象徴する、両代表者によるホテルKEYの受け渡し。クライマックスの点灯式では、ホテル上部の看板がキャピトル東急ホテルのものへと一瞬で切り替わり、まさに感動的なテイクオーバーとなりました。
その後のキャピトル東急ホテル
「東京ヒルトンホテル」として20年、その後「キャピトル東急ホテル」として23年。2つの名称で歩んできたホテルは、日本のホテル業界の発展を牽引してきました。国内外のVIP、ビートルズや三大テノールをはじめとする著名なアーティストたちに愛されたホテルは、2006年11月、数多くのお客さまに惜しまれながら、一旦その幕を降ろしました。この43年にわたる歴史を支えたもの、それはこのホテルを愛してくださったお客さまであり、DNAとして脈々と受け継いできた「おもてなしの心」でした。
そして、2010年秋、「ザ・キャピトルホテル 東急」として
2010年秋、「ザ・キャピトルホテル 東急」として、新たな歴史を紡ぎ始めました。
未来への約束「不易流行」
わたしたちザ・キャピトルホテル 東急は、
お客さまの気持ちにお応えしたい、心和(やわ)らぐ上質な時間をお過ごしいただきたい、
この変わらぬ思いで、伝統のおもてなしにさらなる創意工夫を重ねて、
お客さまに、常に新しい感動をご提供してまいります。