ザ・キャピトルホテル 東急を照らす作品の数々
ザ・キャピトルホテル 東急には現建物のデザインのみならず、
旧ホテル時代より受け継いだ美術品が多く残されています。
館内を彩る芸術作品をご紹介いたします。
隈 研吾氏設計「斗栱(ときょう)」
2020年の東京オリンピックのメイン会場を設計、日本を代表する建築家、隈 研吾氏の「斗栱」。東急キャピトルタワーのアーキテクトデザインを手がけた隈氏は、旧ホテルの日本建築の精神を昇華させました。なかでも特徴的な3階メインロビーの「斗栱」は、日本の伝統的な寺社建築の屋根を支える木組みの構造をモチーフとしたデザイン。高層建築の威圧感を感じさせず、隣接する日枝神社の杜と建物が一体となり、お客さまをあたたかく迎え入れることも意図されています。
[3F メインロビー]
隈 研吾氏設「ホテル外観」
2020年の東京オリンピックのメイン会場を設計、日本を代表する建築家、隈 研吾氏のデザイン。組格子と縦格子を使い、環境の変化に追従する表情豊かな外観。
隈 研吾氏設「宴会エントランス」
2020年の東京オリンピックのメイン会場を設計、日本を代表する建築家、隈 研吾氏のデザイン。アルミルーバーと白木のルーバーの二つの壁面を重ねた奥行きのある空間。
[1F宴会エントランス]
隈 研吾氏設「メインエントランス」
2020年の東京オリンピックのメイン会場を設計、日本を代表する建築家、隈 研吾氏のデザイン。庭や玄関を掃き清め打ち水をする、日本のお出迎えの姿を池の水で表現。
横山 操氏作「富士」
戦後の画壇に新風を吹き込んだ昭和を代表する日本画家・横山 操氏の「富士」。直線的で力強さや激しさを感じるこの作品は旧ホテルの「みさおラウンジ」に展示されていました。現在はホテル1階 宴会フロアで皆さまをお迎えしています。
[1F宴会ロビー]
草月流いけばな
日本の伝統をふまえながらも型にとらわれず、自在な表現によりその場にもっともふさわしい作品を創造する草月流のいけばなは、自由闊達な草花のアート。作品は毎月いけ替えております。ザ・キャピトルホテル 東急で季節の移ろいをお楽しみください。
[3F ホテル メインエントランス]
棟方志功氏作「柳緑花紅頌」
自らの木版画を「板画」、すなわち板の中から生まれた絵画と称し歴史に名を刻む版画家。昭和30年に発表した板画で、翌31年にイタリアの第28回ヴェネツィア・ビエンナーレに出品し、国際版画大賞を受賞した作品。右から、上下に「1月・2月」「4月・8月」「10月・9月」「11月・12月」。
[3F(LF)日本料理 水簾]
藩微 Pan Wei
1962 年上海生まれ。1989 年から日本に留学。これまでに中国、日本、ヨーロッパで約49 回の個展を開く。中国人現代新鋭作家 藩微(Pan Wei)氏の軽快な書で、モダンなタイポグラフィの世界を形成。食事をする時の楽しさを書にし、中国料理「星ヶ岡」の店内に展示。
[2F 中国料理 星ヶ岡]
Memorial Wall ~金色の記憶~
1966年、ビートルズが来日した際に記者会見を行ったボールルーム「真珠の間」。象徴的なビジュアルとして記憶に残る、当時のステージの壁面を1階宴会場前に再現し、多くのお客さまをお迎えしております。
[1F 宴会場前]
日本の美を受け継いだ本真珠のシャンデリア
創業当時よりボールルーム「真珠の間」には、合計300万個の本真珠を使用したシャンデリアが10基あり、美しい光を放っていました。現在は一部に同じ真珠を用い、新たなデザインのシャンデリアとして宴会場「鳳凰」に受け継がれています。
[1F宴会場「鳳凰」]
篠田桃紅氏作「無題」
水墨抽象絵画の第一人者であり、日本を代表する女流作家篠田桃紅氏の作品。旧ホテルではスイートルームに飾られていました。1966年に来日し宿泊をしたビートルズが感銘を受け、作品を書いた筆と同じものを購入したと言われています。
[3F(LF)レセプション ソファ背面]
篠田桃紅氏作「豊」
水墨抽象絵画の第一人者であり、日本を代表する女流作家篠田桃紅氏の作品。ホテル建て替えに伴い当時97歳の篠田氏が描いた作品。「無題」と相対する2つの作品は新旧のホテルをつなぐ象徴となっています。 [3F(LF)レセプション 背面]
篠田桃紅氏作「桐壼」
水墨抽象絵画の第一人者であり、日本を代表する女流作家篠田桃紅氏の作品。見る人によってさまざまな印象を抱かせる作品。源氏物語に登場する桐壼(女性)が扇子で横顔を隠している構図と言われています。旧ホテルの日本料理「源氏」に展示されていました。
[3F(LF)日本料理 水簾 寿司カウンター]
勅使河原蒼風氏作「いわと」
いけばな草月流 創始者・勅使河原蒼風氏の作品。戦後、いけばなの世界に功績を残し、芸術の枠組みを越えて活躍した勅使河原蒼風氏は、植物以外の素材を用いる立体造形の場でもその創作活動のすべては“造型る(いける)”ことに他ならないと語っています。杉の木を素材に、アルミニウム、真鍮などを象嵌した作品。旧ホテルではB2F 宴会エントランスに飾られていました。
[1F宴会ロビー]
勅使河原蒼風氏作「いわや」
いけばな草月流 創始者・勅使河原蒼風氏の作品。戦後、いけばなの世界に功績を残し、芸術の枠組みを越えて活躍した勅使河原蒼風氏は、植物以外の素材を用いる立体造形の場でもその創作活動のすべては“造型る(いける)”ことに他ならないと語っています。旧ホテルでは1F メインロビーに飾られていました。
[3F オールデイダイニングORIGAMI]
勅使河原蒼風氏作「無題」
いけばな草月流 創始者・勅使河原蒼風氏の作品。戦後、いけばなの世界に功績を残し、芸術の枠組みを越えて活躍した勅使河原蒼風氏は、植物以外の素材を用いる立体造形の場でもその創作活動のすべては“造型る(いける)”ことに他ならないと語っています。旧ホテルではB3F アーケードフロアに飾られていました。
[B2F ホテル エントランス]
北大路魯山人氏作「やどや」
美食家として名を馳せた北大路魯山人の手彫りの作品といわれる「やどや」の看板。ホテルが位置する日枝神社の小高い丘は、古来、星の眺めがきれいな景勝の地として「星ヶ岡」と呼ばれていました。大正の終わりから昭和のはじめには、北大路魯山人が会員制料亭「星岡茶寮」を主宰し、多くの政界人、財界人の交歓の場として栄えました。旧ホテルではメインダイニング ケヤキグリルに飾られていました。
[3F 日本料理 水簾]
高須英輔氏作「輾てん轉(てんてんでん)」
旧ホテルレストラン ケヤキグリルに飾られていた剣持勇氏デザインの鉄板の模様を、「星岡茶寮」の床板に使われていたといわれるケヤキ材に彫りこんだ作品。
[3F オールデイダイニング ORIGAMI壁面]
畠中博子氏作「La chute d’eau」
「星岡茶寮」の床板に使われていたといわれるケヤキ材を再利用し、漆アートとして生まれ変わらせた作品。
[29F ザ・キャピトル スイート エントランス]
高須英輔氏作「かな文字アート」
五島美術館所蔵本阿弥光悦の書物のかな文字を「星岡茶寮」の床板に使われていたといわれるケヤキ材から切り取ったレリーフ作品。
[客室 廊下]